analog

5月 10, 2009

Orwell’s Rules for Writers

カテゴリー: art, literature — hidetox @ 8:09 pm

Orwell's Rules for Writers

via humachine | nik guinta

4月 16, 2009

「某氏の文体の特徴」とデビュー作

カテゴリー: book, critique, literature — hidetox @ 8:23 pm

某氏の文体の特徴 – 福耳コラム

最後のほうで一行だけ、太字で「嘘つき!」とか彼女が叫ぶ。

思わず、吹き出した。つい先日、彼のデビュー作を読んでいた。

すでにデビュー作に現れていることを確認した。人間は一人で生まれて死んでいくという世界観が。

最新、といっても数年前の長編では、最後に人と人が密接な結びつきを示す。あれは大きな変化というか、デビュー当時の作品からは想像できない。つまり、人はどこまでいっても他人だという個人主義の徹底からは。

歳を取っても人間は大して変わらないが、変わるところもある。

2月 18, 2009

「醜悪な社会だからこそ美しいものを」漫画家・新井英樹

カテゴリー: book, literature, quote — hidetox @ 6:26 pm

「醜悪な社会だからこそ美しいものを」漫画家・新井英樹が見る現代 : 日刊サイゾー 

今の時代は「自分探し」といっても、何もせずに自分の中に埋蔵金みたいなものが眠っていると信じているだけですよ。たとえば、本を読むだけでステップアップできると信じて、面倒なことは何もしなかったり。そんな感じがやたらするんですよ!

 

ポール・ニューマンが主演した『暴力脱獄』【※1】というメチャクチャ面白い映画があるんですけど、それをネットでけなしている若い子がいたんです。「主人公がどうして反抗するのかがわからない」って。もう大前提が理解されていないんですよ! 何かに反抗することって、つまり自由がテーマの物語じゃないですか。「もう今は自由の意味すらわからなくなってるのか?」と暗澹たる気持ちになりました。どうすれば、それを元に戻すことができるのか。それが今、創作のモチベーションとなっている部分があります。

 

『キッズ・リターン』【※2】のような物語を、もっと多くの若い世代に観てほしいですね。どれだけ努力しても必ず何かを勝ち得るわけではない、ということを教育として示しておきたい(笑)。

 

それが僕の原体験ですね。自分が思い描いている理想は実現されないこともある、と。

 

さきほどの話にも通じますが、『暴力脱獄』を観て反抗の意味がわからないってことは、今の若い人たちは、社会からの抑圧がないと思っているのかもしれない。でもそれは、陰謀論みたいになっちゃいますけど、「抑圧なんてものはない」と思い込まされているだけなんですよ。「現状でいい」という認識は、人間としての基本的な感覚が磨かれていない。

 

できれば、現状を変えたいと僕も考えています。少しでも「今の社会状況は違うだろ!」と思う人が増えてほしいですよ。大宣伝されているものにみんなが飛びついたとき、いいことが起こったためしがありますか? だから、オバマに熱狂している人たちなんて、気持ち悪くてしょうがない(笑)。

2月 17, 2009

壁と卵/翻訳という名の

カテゴリー: critique, education, literacy, literature, media, politics — hidetox @ 8:58 am

YouTubeで動画を見ると、文字通り「明言」を避けていて、こんなにはっきりした物言いをしてない。文学者のスピーチをおまえ(新聞記者)がかってに解釈すんな、原文載せろよって思う。エルサレム賞の村上春樹さん「ここに来ること選んだ」 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

村上さんは、戦争を生む社会システムを「我々を守る一方、時には組織的な殺人を強いる『壁』」と呼び、人間を壁にぶつかると割れてしまう「卵」にたとえた。ただ、卵は個性を持つかけがえのない存在であり、自分は「常に卵の側に立つ」と宣言した。その上で、「壁は高く勝利が絶望的に見えることもあるが、我々はシステムに利用されてはならない。我々がシステムの主人なのだ」と述べた。

テレビ朝日ニュース・ステーションでは意図的か削除されている部分がある。自虐的に「あまのじゃく」と述べたあとの招集の拍手。下の動画の0:28から。Murakami defies protests to accept Jerusalem prize | Books | guardian.co.uk一斗缶 村上春樹エルサレム文学賞受賞スピーチ抄訳Kittens flewby me  村上春樹さんのイスラエル講演をハルキ風に和訳してみた中国新聞・詳報嘆きの壁や、ハンプティ・ダンプティも連想させる。

ハンプティ・ダンプティは、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』にも登場し、アリスと意味論についての議論を交わす。「わたしは言葉を使う時に」ハンプティは、いささか威張りくさった口調で言いました。「自分がえらんだ意味だけで使うのだ――それ以上でも以下でもなく」

壁と卵 – 池田信夫 blog

Novelists aren’t the only ones who tell lies – politicians do (sorry, Mr. President) – and diplomats, too. But something distinguishes the novelists from the others. We aren’t prosecuted for our lies: we are praised. And the bigger the lie, the more praise we get.The difference between our lies and their lies is that our lies help bring out the truth. It’s hard to grasp the truth in its entirety – so we transfer it to the fictional realm. But first, we have to clarify where the truth lies within ourselves.Today, I will tell the truth. There are only a few days a year when I do not engage in telling lies. Today is one of them.

「小説家は嘘をつく商売だ」「小説家の嘘は大げさなほど褒められる」「今日だけは真実を述べようと思う」この日、村上はハンプティ・ダンプティなのだ。

彼の置かれた立場(空爆を命じたペレス首相が目の前に座っている)

これが政治的にどれほど挑戦的なことか想像に難くない。恐ろしく想像力の欠如した者達が「あいまいな文章だ」などと批判しているが、自分がペレス首相の前で何と言えるか考えてみればいい。

2月 13, 2009

新訳・現代語訳の重要性

カテゴリー: Japan, book, culture, education, history, literacy, literature, philosophy — hidetox @ 3:43 am

我々がリレーする聖火は、ふいに消えることがある。仕方ないさ。また点せばいいじゃないか。貴いのは、同じ火を絶やさず受け継ぐことではない。消えてしまったとき、ふたたび点し、受け継ごうとする、その心こそ貴いのだ。

『自由論』ジョン・スチュアート・ミル

山岡洋一による新訳が素晴らしい。光文社古典新訳文庫のキャッチコピーは「いま、息をしている言葉で」。シリーズの装丁も素晴らしい。創刊2周年とのこと。今後に一層の期待を。

光文社 古典新訳文庫:古典新訳文庫について

いま、時代は巨大な転換期を迎えています。まれに見るスピードで歴史が動いていくのを多くの人々が実感していると思います。
 こんな時わたしたちを支え、導いてくれるものが古典なのです。「いま、息をしている言葉で」――光文社の古典新訳文庫は、さまよえる現代人の心の奥底まで届くような言葉で、古典を現代に蘇らせることを意図して創刊されました。気取らず、自由に、心の赴くままに、気軽に手に取って楽しめる古典作品を、新訳という光のもとに読者に届けていくこと。それがこの文庫の使命だとわたしたちは考えています。

『カラマーゾフの兄弟』が累計80万部突破! 大人の読書には続々登場の「新訳」を見逃すな! – エンタ – 日経トレンディネット

 火付け役の一人、光文社古典新訳文庫編集長の駒井稔さんによると、自分自身もずっと「翻訳ものは読みづらい」と感じてきて、その原因を徹底的に排除することにこだわったという。いちばん重要なのは訳文の読みやすさだが、単に現代風にするだけでなく、翻訳者とよく話し合い、「以前は、原典が難しいから分からない、と思っていた点をとことんかみ砕いて分かりやすくした」。装丁や文字の大きさにも気を配り、改行を増やす一方で、持ち歩きやすいように上下巻に分けるといった工夫も。長編の場合は登場人物の名前を入れた栞(しおり)をつけ、最終巻の最後ではなく各巻に用語解説を含む読書ガイドを収録。解説、著者年譜、訳者あとがきなど、作品の理解を助ける周辺情報も充実している。

 光文社以外の新訳も、ソフトとハードの両面から「読みやすく」作られていて、ストレスの少ない気持ちのいい読書体験ができる。新訳の多くは、時代を超えて愛読され、生き残ってきた普遍的な名作だ。つまり、ハズレが少ない。忙しい大人が限られた時間に読むに値する作品がそろっているのだ。

『カラマーゾフの兄弟』が累計80万部突破! 大人の読書には続々登場の「新訳」を見逃すな! – エンタ – 日経トレンディネット

以前からレイモンド・カーヴァーなどの翻訳を多数手がけ、翻訳家としての実績もある村上春樹は、あとがきなどで「翻訳には賞味期限がある」と語っており、お気に入りの海外小説の新訳に積極的に取り組んでいる。

NO BOOK NO LIFE | グレート・ギャツビーと華麗なるギャツビー

村上春樹は、翻訳には賞味期限があるという。翻訳というのは言語技術の問題であり、技術は細部から古びていくものだから、不朽の翻訳は原理的にありえないと。

404 Blog Not Found:近代的日本国民の青写真 – 書評 – 現代語訳 学問のすすめ

何度も読んだはずなのに、これを読むまで気がつかなかった。

この随筆集こそ、近代的日本国民というものを創り上げた一冊だったのだと。

それゆえ、近代日本国民たるもの、今自分たちが話している言葉で読み返すべきなのだ。自分たちがどうなりたいかを知り、そしてそこまで自分たちがどれほど離れているかを確認するために。

「現代語訳」が必要なのは「外国語」だけではない。

1月 21, 2009

クリエイティブ3.0

カテゴリー: design, literature, marketing, web — hidetox @ 11:54 am

インタラクティブとは会話的な駆け引き。「おくゆかしさ」とは、奥に行きたくなる、深入りしたくなるという意味。 (続きを読む…)

9月 27, 2008

ケータイ小説〜下手巧と下手の違い

カテゴリー: art, literature — hidetox @ 2:34 pm

ケータイ小説に関する文学者の対談。これはすごい。
(続きを読む…)

9月 25, 2008

村上龍、危機感に突き動かされる革命家

カテゴリー: literature, philosophy, sense-of-crisis — hidetox @ 12:54 am

私は村上龍の小説を何度も読む。何度も読めば、物語だけでなく、それを書く作家の内面まで、分かるような気がしてくる。私は彼に強烈なシンパシーを感じている。
(続きを読む…)

9月 24, 2008

物語の設計図

カテゴリー: book, literature — hidetox @ 11:30 pm

村上龍が『五分後の世界』という小説の執筆において体験したことは、高橋源一郎の言う「小説をつかまえた瞬間」であろう。むしろ、それまで村上がそういう体験をしていなかったということに驚く。何かが降りてくることなしに、自分の力だけで書き続けていたことに。
(続きを読む…)

9月 12, 2008

Phantom

カテゴリー: Japan, art, cuote, literature, quote — hidetox @ 12:40 am

思いの深さが脳を騙すのか。

(続きを読む…)

古い投稿 »

Powered by WordPress