経済学が提供する基本的な考え方を、すべての人々が学習すべきであると私は固く信じている。一般教育の目的の一つは、世の中のことを人々に教えて、彼らによりよい市民になってもらうことである。
『マンキュー経済学』「先生への序文」
良き市民(citizenship)を増やすために経済学の学習を啓蒙する。
経済学が提供する基本的な考え方を、すべての人々が学習すべきであると私は固く信じている。一般教育の目的の一つは、世の中のことを人々に教えて、彼らによりよい市民になってもらうことである。
『マンキュー経済学』「先生への序文」
良き市民(citizenship)を増やすために経済学の学習を啓蒙する。
経済・社会に関する素人議論においては、議論の基本的なリテラシーに欠けている人を多く見かけます。
実証的議論と規範的議論の区別をしましょう。実証的議論とは「世界はこう動いている」という事実の認識・科学的視点であり、規範的議論とは「〜べきである」という価値観です。
多くの人が、規範的議論、つまり「べき論」ばかり語っている。
「格差は無くなるべき」とか「企業は社会に貢献すべき」とか「企業は雇用を維持すべき」とか・・・
どれもが規範的議論であり、単なる一面的な価値観に過ぎない。
そして「絶対に正しい価値観」などといったものはない。そのような思想は危険です。異なる価値観を持つ人間の排斥に繋がる。
農薬は微生物を殺す薬品なんです。そんな恐ろしいものを体内に取り入れて、大丈夫なはずがない。
とかなんとか言って、有機栽培だの無農薬農法だのを高く売っている。あのセールストークには、間違いがある。
問題は薬品そのものの殺傷能力ではない。その濃度だ。
私に言わせれば、あなたの免疫機構や、あなたが飼ってる大腸菌のほうが、怖いね。
農薬を怖がる前に、免疫機能を止めるためにAIDSになって、大腸菌を殺すために抗生物質を飲みまくった方が良いよ。
※注釈
現代に生きる我々は、『ソフィーの世界』を読んで数百年前の哲学に驚愕することもできるし、不確定性原理を学んで100年前の量子論の世界観に驚愕することもできる。現代の我々も、それらを初めて学ぶときには、コペルニクス的転換の衝撃を受ける。その衝撃は、我々の素朴な実感・世界観に反しているから。決して「その当時の常識に反している」からではないのだ。その点で、時代を超越した(timeless)衝撃だといえる。
それに比べ、美術におけるコペルニクス的転換は、同時代的(contemporary)なものだ。当時の時代背景において、同時代人が、衝撃を受けた。現代を生きる我々が、その衝撃を実感するためには、時間を超える必要がある。つまり、歴史・美術史を学ぶ必要性だ。
contemporaryは、過ぎ去ってしまえば、temporaryなのだ。
ORIGIN mid 17th cent.: from medieval Latin contemporarius, from con- ‘together with’ + tempus, tempor- ‘time’ (on the pattern of Latin contemporaneus and late Latin contemporalis).
New Oxford American Dictionary
利己的な遺伝子 < 増補新装版>
本そのものという膨大な脚注がなければ、『利己的な遺伝子』というタイトルは、その内容について不適切な印象を与えかねないことを、私は容易に理解できた。
The Selfish Gene: 30th Anniversary … – Google Book Search
I can readily see that `The Selfish Gene’ on its own, without the large footnote of the book itself, might give an inadequate impression of its contents.
YouTubeで動画を見ると、文字通り「明言」を避けていて、こんなにはっきりした物言いをしてない。文学者のスピーチをおまえ(新聞記者)がかってに解釈すんな、原文載せろよって思う。エルサレム賞の村上春樹さん「ここに来ること選んだ」 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
村上さんは、戦争を生む社会システムを「我々を守る一方、時には組織的な殺人を強いる『壁』」と呼び、人間を壁にぶつかると割れてしまう「卵」にたとえた。ただ、卵は個性を持つかけがえのない存在であり、自分は「常に卵の側に立つ」と宣言した。その上で、「壁は高く勝利が絶望的に見えることもあるが、我々はシステムに利用されてはならない。我々がシステムの主人なのだ」と述べた。
テレビ朝日ニュース・ステーションでは意図的か削除されている部分がある。自虐的に「あまのじゃく」と述べたあとの招集の拍手。下の動画の0:28から。Murakami defies protests to accept Jerusalem prize | Books | guardian.co.uk一斗缶 村上春樹エルサレム文学賞受賞スピーチ抄訳Kittens flewby me 村上春樹さんのイスラエル講演をハルキ風に和訳してみた中国新聞・詳報嘆きの壁や、ハンプティ・ダンプティも連想させる。
ハンプティ・ダンプティは、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』にも登場し、アリスと意味論についての議論を交わす。「わたしは言葉を使う時に」ハンプティは、いささか威張りくさった口調で言いました。「自分がえらんだ意味だけで使うのだ――それ以上でも以下でもなく」
Novelists aren’t the only ones who tell lies – politicians do (sorry, Mr. President) – and diplomats, too. But something distinguishes the novelists from the others. We aren’t prosecuted for our lies: we are praised. And the bigger the lie, the more praise we get.The difference between our lies and their lies is that our lies help bring out the truth. It’s hard to grasp the truth in its entirety – so we transfer it to the fictional realm. But first, we have to clarify where the truth lies within ourselves.Today, I will tell the truth. There are only a few days a year when I do not engage in telling lies. Today is one of them.
「小説家は嘘をつく商売だ」「小説家の嘘は大げさなほど褒められる」「今日だけは真実を述べようと思う」この日、村上はハンプティ・ダンプティなのだ。
彼の置かれた立場(空爆を命じたペレス首相が目の前に座っている)
これが政治的にどれほど挑戦的なことか想像に難くない。恐ろしく想像力の欠如した者達が「あいまいな文章だ」などと批判しているが、自分がペレス首相の前で何と言えるか考えてみればいい。
我々がリレーする聖火は、ふいに消えることがある。仕方ないさ。また点せばいいじゃないか。貴いのは、同じ火を絶やさず受け継ぐことではない。消えてしまったとき、ふたたび点し、受け継ごうとする、その心こそ貴いのだ。
山岡洋一による新訳が素晴らしい。光文社古典新訳文庫のキャッチコピーは「いま、息をしている言葉で」。シリーズの装丁も素晴らしい。創刊2周年とのこと。今後に一層の期待を。
いま、時代は巨大な転換期を迎えています。まれに見るスピードで歴史が動いていくのを多くの人々が実感していると思います。
こんな時わたしたちを支え、導いてくれるものが古典なのです。「いま、息をしている言葉で」――光文社の古典新訳文庫は、さまよえる現代人の心の奥底まで届くような言葉で、古典を現代に蘇らせることを意図して創刊されました。気取らず、自由に、心の赴くままに、気軽に手に取って楽しめる古典作品を、新訳という光のもとに読者に届けていくこと。それがこの文庫の使命だとわたしたちは考えています。
『カラマーゾフの兄弟』が累計80万部突破! 大人の読書には続々登場の「新訳」を見逃すな! – エンタ – 日経トレンディネット
火付け役の一人、光文社古典新訳文庫編集長の駒井稔さんによると、自分自身もずっと「翻訳ものは読みづらい」と感じてきて、その原因を徹底的に排除することにこだわったという。いちばん重要なのは訳文の読みやすさだが、単に現代風にするだけでなく、翻訳者とよく話し合い、「以前は、原典が難しいから分からない、と思っていた点をとことんかみ砕いて分かりやすくした」。装丁や文字の大きさにも気を配り、改行を増やす一方で、持ち歩きやすいように上下巻に分けるといった工夫も。長編の場合は登場人物の名前を入れた栞(しおり)をつけ、最終巻の最後ではなく各巻に用語解説を含む読書ガイドを収録。解説、著者年譜、訳者あとがきなど、作品の理解を助ける周辺情報も充実している。
光文社以外の新訳も、ソフトとハードの両面から「読みやすく」作られていて、ストレスの少ない気持ちのいい読書体験ができる。新訳の多くは、時代を超えて愛読され、生き残ってきた普遍的な名作だ。つまり、ハズレが少ない。忙しい大人が限られた時間に読むに値する作品がそろっているのだ。
『カラマーゾフの兄弟』が累計80万部突破! 大人の読書には続々登場の「新訳」を見逃すな! – エンタ – 日経トレンディネット
以前からレイモンド・カーヴァーなどの翻訳を多数手がけ、翻訳家としての実績もある村上春樹は、あとがきなどで「翻訳には賞味期限がある」と語っており、お気に入りの海外小説の新訳に積極的に取り組んでいる。
NO BOOK NO LIFE | グレート・ギャツビーと華麗なるギャツビー
村上春樹は、翻訳には賞味期限があるという。翻訳というのは言語技術の問題であり、技術は細部から古びていくものだから、不朽の翻訳は原理的にありえないと。
404 Blog Not Found:近代的日本国民の青写真 – 書評 – 現代語訳 学問のすすめ
何度も読んだはずなのに、これを読むまで気がつかなかった。
この随筆集こそ、近代的日本国民というものを創り上げた一冊だったのだと。
それゆえ、近代日本国民たるもの、今自分たちが話している言葉で読み返すべきなのだ。自分たちがどうなりたいかを知り、そしてそこまで自分たちがどれほど離れているかを確認するために。
「現代語訳」が必要なのは「外国語」だけではない。
善意にしろ、悪意にしろ、自分の考えを他人に押しつけたがるのは、人間の性だ。権力を抑え込む努力なしに、個人の自由は守れない。権力はますます巨大化しており、個人の自由は危機に瀕しているーーー19世紀ヨーロッパで開花した自由主義や個人主義の潮流を歓迎しつつも、絶え間ない努力によって維持しなければ失われる価値として自由を擁護した。 (続きを読む…)
なぜこんなに注目されてないんだ。噂によると米国も日本も世界中もオバマフィーバーだというが。みんなテレビで満足してるのか。自分で一次情報に触れようとは思わないのか。メディア・リテラシーないんか。 (続きを読む…)
自由主義的経済政策とメディア・リテラシーについての話。そもそも「政治」と「政府(官僚)」を分けて考えないといけないのだが、ほとんどの人は一緒くたにしている。ほくそ笑むのはマスコミと官僚。 (続きを読む…)
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