Archive for the ‘IT’ Category

Tale of Galapagos: 「国民機」PC9801と「黒船」DOS/V

̃Gg[܂ނ͂ĂȃubN}[N Saturday, July 19th, 2008

近頃はiPhoneが脅威だとか、黒船だとか、あるいは日本の携帯は「ガラパゴス」のように独自の進化を遂げていてすごいからiPhoneなど脅威ではないとか、いろんな議論があるようだな。 わしはべつに賛成も反対もせんよ。分からんから。何も分からん。分かったふりをしとらん、というか。 ただ、ちょっと昔話をしてやろう。べつにこれは「予測」でもなんでもないよ。ただの「昔話」だよ。 こんな話をすると、未来を示唆しているとか、予測しているとか思うやつも出てくるだろう。違うよ。過去から未来を予測できるというのは妄想だよ。過去の延長に未来は無いのよ。ときに不連続な変化をするからな。 ただ、過去から何かを学ぶことはできる。それが何かは人それぞれだが。。。 過去の歴史を「パターン」などと思って、それが繰り返すなどという妄想に取り付かれないこと。その裏にある力学、人間の思惑、行動など、様々なものを読み取れるかどうか。そういう視点で歴史を振り返ってみるべきだ。「後知恵」ではなく、「当事者のつもり」で歴史の中に身をおいてみる、というのかな。。。 さて、前置きが長くなったが、むかしPC-9800シリーズ(通称キューハチ)というNECのPCがあってな、「国民機」と言われるほど、日本でPCと言えばキューハチだったのよ。 一方、日本語を扱えないIBM PC(とその互換機)は苦戦しておった。米国市場の規模から価格性能比は良かったんだが、いかんせん日本語が扱えないPCなど買う人はおらんかったのよ。 「日本市場は特殊」だったんじゃな。キューハチの牙城は崩れんと、誰もが思っておったのよ。国内の競争相手をはるかに凌駕した、独占市場じゃった。永久にNECの天下だろうと、疑うものはいなかったのよ。 しかし、DOS/Vという技術が出てきた。これは「黒船」じゃった。これによってIBM PCでも日本語が使えるようになったのだ。何が起こったか。市場は一気に様変わりしたのよ。本当にあっという間だったな。あれほど絶対だと思っていたNECの天下は、あっという間に崩れ去った。  当時すでにほとんど世界標準仕様となっていたPC/AT互換機の設計や部品なども取り込み、世界標準への歩み寄りも見せたが、過去の機種との互換性のためにNEC独自の設計を捨てることはなかった。  1995年のWindows 95発売の頃から、日本に海外メーカーの安価なPC/AT互換機が本格進出をはじめた。また、NECとの競争に敗れすでに独自路線を捨てていた日本の電機メーカーも、PC/AT互換機を投入し始めた。  当時のWindowsはすでに漢字ROMなしでも十分実用に耐える日本語環境を持っていた。また、世界で広く使われていた定番ソフトや、PC-9800シリーズ向けの有力なソフトも次々Windowsに移植された。  このため、過去のソフトウェア資産の活用以外に、高価なPC-9800シリーズを選択する理由はなくなった。  そして、1997年にNECは独自設計路線を完全に捨て去り、PC/AT互換機「PC98-NXシリーズ」を発表した。現在では、NECはあまたあるPC/AT互換パソコンメーカーの一つに過ぎず、シェアも3~4割の「普通」のメーカーとなっている。 PC-9800シリーズとは - 意味・解説 : IT用語辞典 これが何年前の話だ? だいたい15年くらい前だ。そんなに大昔ではないな。15年位前は、ほとんどのPCがキューハチだったのよ。たった15年で、あれほど「特殊」と言われた日本市場は、世界市場の一部になった。(追記:すごい勢いで変化した95年~98年の4年間くらいで、実態として主要な変化はほぼ終わっていた気もする) まあ、ただの昔話だからね、いま自分が生きている現実の問題は、自分の頭で考えなさい。現実が過去と同じように動くとは限らんからな。誰にも分からんのよ、将来のことは。分かると言う者は、ただ無知なだけだ。パラダイム・シフトと呼ばれる、基本的ルールがまったく変わってしまう状況を経験したことのない若者や、忘れっぽい者に多いな。 そして、何か大きな動きのように思えることが「シグナル」か「ノイズ」か、最初から分かることは無いと思ったほうがいいな。さんざん騒がれたあげくに、大した変化は起こらなかった、ということもたくさんある。いまみんなが騒いでいるからといって、意味のある変化かどうかは定かではないのよ。 むかしIPv6という技術が話題になってな・・・ また、いちど話題になって、定着せずに消えて、その後で復活するものもあるよな。人工知能、データマイニング、ロボット・・・ ハイプ曲線という考え方もあるな。まあ、これは、なんというか、「人間は幼年期、青年期、壮年期、老年期がありますね」といってるのに近い。30で死んだら30歳は老年かと。つまり、ハイプ曲線は厳密な理論ではないし、定量化もされておらず、科学には程遠い。現時点を分析するツールとしては役に立たない。後知恵そのもの。ただ、まあ、一つの考え方として気付きを与えてくれもする。 だから、安易に答えを求めるのをやめなさい。誰も答えなど持っていない。これが答えだ。答えを持っていると思い込むのは妄想だ。自分の頭で考えなさい。考え続けることだ。答えとは、考えるのを止めたときに得られるものだ。答えを欲しがるのは、易きに流れることだ。弱い心だ。 先が見えない不安に負けず、最後まで不安を持ち続けること。最後まで安心しない人になること。最後まで考え続ける人であること。変化の激しい世界で生き残るにはパラノイド(超心配性)であることだ。 そのうえで、ひとたび方向を決めたら、迷い無く突き進むべきだとグローブ氏は説く。それで成功するかどうかは分からないけれども、組織を率いていくときにリーダーが迷っていては失敗する確率は上がるだろう。 と、ふにゃふにゃした議論になる。おそらく多くの読者は「どちらかはっきりしない主張」を嫌うものだ。はっきり断言してほしいのだ。「お手軽な解決策」を望んでいるのだ。でも、現実世界にそんなものはないんだ。 それをもっと詳しく書いた本を次に紹介する。 →The Halo Effect: なぜビジネス書は間違うのか

Productivity of Japanese IT Industry: 国家間の産業比較

̃Gg[܂ނ͂ĂȃubN}[N Sunday, June 1st, 2008

えらい役人さんのいうことだから間違いないんだろうけど、素朴な疑問がある。 「日本の情報サービス業の収益性はインドよりも低い。受託開発中心の体質と多重下請け構造が要因」---経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課長 八尋俊英氏はIPAX2008の講演でこのような認識を示した。 「受託中心と多重下請けが日本IT産業の低収益の要因」---経産省 情振課長 八尋俊英氏:ITpro 言いたいことはわかるんだけど、ちがう解釈を提示してみる。 ■「インドのIT業界は収益性が高い」ことの要因 日本に対してインドのIT業界の収益性が高いのは、インドのIT業界が優れているからではない。「市場が未成熟で競争がはげしくない」のと、「成長中の経済でIT産業の利益率は高くなる」のが原因だ。 1.市場が未成熟なので競争がはげしくない インドは市場が未成熟だから、一部の先行企業が競争に巻き込まれず高い収益性を実現しているだけである。 2.成長中の経済でIT産業の利益率は高くなる ITは産業の基盤である。国自体(全産業)が伸びている高度成長中の国にあっては、IT産業への需要は急増する。利益率は高くなる。 八尋氏の説と、ここでの説、どっちが妥当だろう? だれか解説してくれ。

Interactive Computing: いつまで使えばいいのか

̃Gg[܂ނ͂ĂȃubN}[N Tuesday, May 27th, 2008

Suicaのおかげで切符買わなくてよくなりましたよね。「使いやすい券売機」なんて要らないわけです。 Twitter / Toshiyuki Masui ドーリッシュはインタラクションという言葉を注意深く使うようにしようと提案する。インターフェイス研究と同じ領域をあつかうのであるが、インターフェイスではコンピュータ画面と人間とのインタラクションに議論が限定されてしまう。インタラクションと呼び変えることで、我々が日常生活のなかで行っている様々な活動とその活動とインタラクションするために工夫されるコンピュータ環境に興味を向けることができる。 xtel Theory: Design Theory of Ubiquitous Content: 第2講 インタラクションデザインの歴史 その1

Dropping Letters

̃Gg[܂ނ͂ĂȃubN}[N Wednesday, May 14th, 2008

いま考えるとCascadeウイルスは芸術的。 via 文字が落ちる?!:FUKUDA_ID:So-net blog via Cascade Virus: Down the memory lane. | Jumbled Thoughts Cascade is often not detected, because it produces no obvious effects. In the original version, the virus contained code that was set to "go off" between Oct. 1. and Dec. 31. 1988, shortly after an infected program is run. ...

Mock-up vs Prototype

̃Gg[܂ނ͂ĂȃubN}[N Tuesday, May 6th, 2008

"A mock-up should not be confused with a prototype. Prototypes are always meant to function, even if not fully so, whereas mock-ups are only meant to look like the real system, and do not function." Mock-up - Wikipedia, the free encyclopedia モックアップとプロトタイプは混同される。 プロトタイプは部分的にでも機能するもの。 モックアップは見た目が完璧だけれど機能はしないもの。