価
浜田庄司という高名な陶芸家がいた。彼が長年の研鑚の結果生み出したのが、柄杓掛けという技法である。一抱えもあるような大皿に、柄杓で釉薬をひょい、ひょいと掛けていく。所要時間は約15秒。こうしてできた皿が、何百万という価格で売れるのである。それを見たある人がこう言った。「何百万円のものにかける時間が15秒というのはあんまりじゃないか」と。その問いに、ありし日の浜田庄司はこう答えたという。
「15秒プラス60年と考えていただきたい」
絵が欲しいという人は、まだまだ世の中には少ないと思います。どの絵を選んだらいいのかもわからないし、その値段の価値があるのかどうか?はなおさらわからない。
だから買うほうからすれば、面積で決まるという簡単な仕組みはわかりやすくていい。

